元Jリーガーでサッカーコーチをやっています‼ 皆さまの中でお子様に「サッカーをやらせてみたい‼」とお考えの方がおられるかと思います。僕にとってのサッカーは、ここまでの人生そのものでもあり、今後の人生でも大きな存在なので、できれば「多くの子どもさんにサッカーをやってほしい」と願っています。とは言え「習い事のとしてのサッカー」においてはメリットもあればデメリットもありますので、僕の経験値を本音で語りたいと思います。
元Jリーガー、サッカーコーチ兼チームダイレクター。
幼稚園からサッカーを始め、小学・中学・高校とサッカー人生一筋‼
高校卒業して念願のJリーガーに‼ 怪我のために3年で引退。さまざまな仕事を経て、リベルタサッカースクール
僕がサッカーを始めたのは幼稚園のころでした。
きっかけは幼稚園があるスポーツクラブと提携して、サッカーを楽しむ時間を設けたことでした…
元Jリーガーの現役サッカーコーチが語る!子どもの習い事でサッカー
こんにちは「コーチ」です‼ これまでの人生では、ほぼ“サッカー一筋”だったので、サッカーを普及するのが仕事です。
ところで…、サッカーをやっている子どもたちの中で「プロになれる確率」はいくらくらいかご存じですか?
10,000万人に一人‼
これは、どのプロの分野でも同じような確率だと思います。
ピアノを習っている人がクラシック音楽かになれる確率?
野球少年がプロ野球選手になれる確率?
政治家になれる確率?
…プロサッカー選手と同様、かなり低いものだと思います。
プロを目指すよりも「習い事」としてサッカーを始める‼
プロサッカー選手になれる確率が「10000分の1」というのはかなり狭き門ですね。
サッカーの場合はどうして、プロ選手になれる確率が分かるんですか?
それは…
サッカー選手は小学生年代から「サッカー協会に選手登録をする必要があるので、データとして選手数からプロ選手になれる確率が分かるのです。
コーチは、幼稚園からサッカーを始めて、一度もサッカーを辞めることがなく、高校を卒業後にJリーガーになることができました。自分でもそのことは誇りに思っています。
しかしながら、プロ選手になった後に「大けがして引退をした」ので、サッカーの厳しさもよく理解しています。
お子様をお持ちの方は、お子様の年齢に応じて「習い事としてのサッカーからスタート」していただきたいと思います。
どこでサッカーをやるの? ~チームとスクールの違い‼
習い事のとしてのサッカーにしても、どこでやるか⁈は2つのやり方があります。
スクール:塾と同じで月謝を払って参加できる。公式戦には出場できない。
今の僕は、あるジュニアチーム(小学生年代)のコーチ兼監督をしています。プロのコーチです。公式戦にも出場しますし、僕のチームは全国大会にも出場する強豪チームです。
このチームに入るまでは、リベルタサッカースクール
【どこでサッカーをやるか⁈】サッカーを始める年齢で異なる‼
先ほど、小学生も「選手登録をしなければならない」と書きました。簡単に書くと…サッカー協会にお金を払って登録をします。また、チーム自体も「チーム登録」をしている必要があります。
詳しくは、日本サッカー協会のサイトを参照ください。上のリンクから確認することができます。
一般的には、選手登録は小学5年生くらいから…です。ちなみに僕のチームは「セレクション」で選手を入団させるチームなので、小学4年生以上が登録対象です。チームによっては、小学3年生くらいから登録するところもあります。
一般的に…チームは数種類に分けられます。
・街クラブ(一般的なチーム)
・少年団チーム
・小学校の部活チーム
以前の記事で、小学年代の全国大会のことを書きましたが、近年は、Jリーグの下部組織のチームが全国大会の上位を占めています。
皆さまのお子様が、幼稚園児や小学低学年ならば「スクールからサッカーを始めること」がお勧めです。その理由としては、「チーム」はそれぞれの目標値があり、試合で実績を残すことを指導者や保護者も目標にしている所もあります。こうしたチームは初心者や低学年の子どもを対象とした練習を行っていないケースが多くあります。
一方で、サッカースクールはその年齢の応じて、クラスを設置していますので、レベルに応じた指導をしてくれます。
実は…、僕自身もサッカーの指導歴としては「リベルタサッカースクール
※リベルタサッカースクールは「無料体験」を随時開催中で、全国的にスクールがあります。
【習い事としてのサッカー】から“夢”を追いかけるサッカーへ‼
僕の経験上、プロサッカー選手になりたいと強烈に意識したのが…、小学6年生の時の全国大会に出場したことです。
僕の年代は今のサッカー選手よりもレベルが低かったので、割と遅くサッカーを始めた人でもプロサッカー選手になれた人もいました。ところが…、最近のサッカーは世界的にも日本サッカーのレベルが上がったので、「小学生年代にサッカーを始めないと、プロ選手になれる可能性は少なくなる」と思います。
あくまでも…僕の実感と感想です。
子どもがサッカーをやり始めて、心の底からサッカーが好きになったら…。その目標が変わってきます。
僕のように小学生時代に全国大会に行き、その後、Jリーグ下部組織のジュニアユース(中学生年代)、その後に高校サッカー(※サッカーで高校入学)からプロになる…という『プロサッカー選手になるレール』があります。
親としては子どもの夢は応援したいという気持ちがあると思います。ただし、あまりに子どもが小さいころから「プロサッカー選手になるために一途」ということになれば、逆に子どもの別の人生の可能性をも潰すことになりますので注意が必要です。
昔のスポ根アニメの『巨人の星』の星一徹のような父親ですね⁈
目標を持つことはよいことすが…、何事も子どもの気持ちを優先した方がいいと思います。
小さい子どものサッカーはとにかく「サッカーを好きになってくれること」が最重要だと思います。
まとめ:サッカーを始める際に用意する物は⁈
習い事としてのサッカーから「夢を追うサッカー」まで、話を広げました。最後に…、スクールやチームでサッカーを始める際に、必要となる道具をまとめました。
ジャージ/ピステ
ベンチコート(冬用)
ソックス
ネックウォーマー
手袋(冬用)
サッカー/フットサルボール
スパイク、フットサルシューズ(フットサルの場合)、トレーニングシューズ
シューズケース、リークサック
これらを全部揃えるとなると…、チームによっては5万円くらいかかることもあります。スクールの場合は「試合遠征」がない所が多いので、そこまでの出費はありません。
また、チームによっては、最低限の道具を揃えればよい所もありますので、入団の前に運営者側に「確認」した方がいいと思います。