【消えた天才】映像加工TBSが謝罪!!問題の本質は別にアリ!

サッカー全般
この記事は約6分で読めます。

TBSの人気番組『消えた天才』で、8月11日放送分で【映像を加工】していたと、公式ホームページで謝罪しました。とっくんはスポーツ育成の分野から問題の本質を語りたいと思います。

 

コーチ
コーチ

こんにちは‼ 「コーチ」です。

TBS『消えた天才』の映像加工問題ですが、僕は「スポーツ選手の育成の観点」から問題の本質を述べてみたいと思います。

 

 

 

TBS『消えた天才』映像加工でホームページに謝罪文を掲載!!

まずは、TBS『消えた天才』一時放送休止 映像加工で謝罪「スピードを実際よりも2割程度速く」のプレスリリースを転載します。

 

2019年9月5日

8月11日放送の「消えた天才」で、リトルリーグ全国大会で全打者三振の完全試合を達成した当時12歳の少年の試合映像を放送した際、映像を早回しすることで実際の投球よりもストレートの球速が速く見える加工を行っていたことがわかりました。
加工が行われたのは、放送した投球シーン全31球のうち7球で、投手がボールをリリースした瞬間からキャッチャーミットに収まるまでの約0.5秒間について、映像のスピードを実際よりも2割程度速くしていました。アスリートの凄さを実際の映像で表現するという番組の根幹をなす部分を加工することは、番組としては絶対にあってはならない手法だと考えております。
取材に協力してくださったご本人及び関係者の方々、そして番組をご覧いただいた視聴者の皆様に深くお詫びいたします。

また過去の放送で、同様の加工が行われていなかったかどうか調査を行った結果、現時点で8月11日放送分の他に3件あったことが確認されました。内容は以下の通りです。

1.2018年1月3日放送
インターハイ卓球女子シングルスで優勝した女性が現役引退後、29歳になった時に卓球をする映像のスピードを実際よりも2割程度速くしていました。
2.2018年1月3日放送
地方のフィギュアスケート大会で優勝した当時小学生の男子の映像について、スピンのスピードを実際よりも2割程度速くしていました。
3.2018年11月4日放送
元Jリーガーの男性が小学生時代に出場した試合について、ドリブル突破を図る映像のスピードを2割程度速くしていました。

私どもは今回の事案を重く受け止め、調査が完了するまで「消えた天才」の放送を休止いたします。
取材に協力してくださったご本人及び関係者の方々、そして番組をご覧いただいた視聴者の皆様に重ねて深くお詫びいたします。

https://www.tbs.co.jp/kietatensai/から転載

 

8月11日放送の『消えた天才』

これは実際のTBSの放送映像を見た方が早いので、リンクを添付します。

- YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

 

 

これはアリなのか? or これはNGか? ~「コーチ」の感想

TBSは『アスリートの凄さを実際の映像で表現するという番組の根幹をなす部分を加工することは、番組としては絶対にあってはならない手法だと考えております・・・』と記していますが、僕的には『この程度であれば編集テクニックの範囲内だ・・・』と思います。

ちなみに、TBSの行為を肯定しているわけでなく『これくらいで大騒ぎすることはナイ』と言うこことです。

 

TBSの映像加工【これはアリ!!の理由】その①』

これ単純な理由なんですが・・・、この映像、見る人が見たら『これ早さを編集で増しているナ!!』と分かるでしょ?!

「コーチ」は野球の専門家ではありませんが、サッカーというスポーツを通じて人間の動作を見ているので、映像を見た瞬間『コレ盛ってるわ!!』と気づきました。

そして、この映像を見たプロの解説者たちが、もしも、TBS側が「スピードを増した編集後の映像を解説者たちに見せた」ならば、『ちゃんとしたもの見せろ!!』と叱られるでしょう。

 

 

TBSの映像加工【これはアリ!!の理由】その②』

2つ目の理由ですが、今回加工された映像は、素人が撮影していたモノでした。

消えた天才の対象者の凄さを示すという点では、映像素材が貧弱でインパクトあまりなく、それで加工をしたのだと推測します。

加えて、この番組のポイントは「昔の映像」ではなく、消えた天才が「消えた理由を探る・・・」ということなので、過去の映像自体はどちらかと言うと“脇役”になります。

なので、映像加工に関して、そこまで目くじらを立てなくていいのに・・・というのが僕の感想です。

 

TBS『消えた天才』は、あらゆる分野の指導者のための教材!!

これが、僕が考えている『消えた天才』という番組の位置づけです。ですから、前述のような『映像の加工“ごとき”で世間が大騒ぎするのはおかしい・・・』と思っているのです。

 

【指導者にとっての死刑判決?!】とは??

かつてこの番組で取り上げられた『消えた天才』の中に、某Jリーグクラブの下部組織でたぐい稀な才能を持っていた選手が、その後チームを辞め、さらにサッカーまで辞めてしまった・・・という回がありました。

この放送で一番傷ついた人はダレだと思いますか?

『消えた天才の選手自身?』もちろん、ソレもありますが、最も傷ついた人はその選手を指導していた人、指導していたチームです。

この『消えた天才』をオンエアできるまでには、素材(エピソード)の選定から出演交渉、取材、コメンテイターへの依頼、編集といくつもの工程を経て、番組が成立します。

当然のことですが『消えた天才』を実際“消えた”にした指導者は、そのコトが心の傷になっているはずです。
そして、ナニよりも、有望な逸材がサッカーそのものまで辞めてしまった原因の一つが『自らの指導力不足である』と自覚していないはずなどありません。

 

【指導者にとっての死刑判決】の意味は・・・

指導者は、その分野(スポーツや芸術・文化など)が好きで指導者になりました。

自らが指導していた選手・生徒・弟子が、その道を辞める、しかもまだ可能性がある段階で辞めてしまう・・・というのは『指導者失格』のナニモノでもないでしょう。

しかも・・・その事実が全国放送で知られてしまうことは【死刑判決】ではないでしょうか?!

この有望なサッカー選手が「サッカーを辞めた」という回には、あるスポーツ指導者が出演者でしたが、VTRを見た彼は『指導者として謝ります』と言ったのでした。

このコトなんです。

 

 

スポンサードリンク

まとめ:スポーツ分野の人材ビジネスを!!

「コーチ」のささやかな夢ですが、自分が指導した子どもの中から日本を代表する選手を輩出したいですね。

サッカーの育成は、ボランティアやアマチュア活動ではなく、僕はコーチとして「ビジネス」として関わっています。サッカーという競技が心から好きですし、僕が実現できなかった日本代表のユニフォームを着る選手を育成したい…と心から願っています。

 

スポンサードリンク
タイトルとURLをコピーしました