本日(2019年9月11日)ワールドカップアジア2次予選の第2節で、前日本代表の西野朗さん率いるタイ代表がアウエーでインドネシアに快勝しました。日本代表も同じくミャンマーに勝ったので、これで“日本勢”2連勝です。
こんにちは、ワールドカップのあの凌ぎあいが大好きな「コーチ」です。
インドネシア 0-3 タイ 【カタールW杯・アジア2次予選 第2節】
2022年カタールワールドカップ・アジア2次予選のインドネシア代表対タイ代表の試合が9月10日、インドネシア・ジャカルタのゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムで行われ、0-3でアウェイのタイが勝利しました。
タイ代表は9月5日のベトナム戦はホームで0-0の引き分けに終わり、満員の観客をがっかりさせたばかりです。
その試合では、トップで起用した大分トリニータ所属のティティパンが負傷し、チームを離れる事態となってしまいました。
一方の、初戦のマレーシア戦を2-3で落としたインドネシアは、かつて北海道コンサドーレ札幌に所属していたイルファンとリリパリが揃って先発。
タイ代表はチャナティップが先発しており、両国の試合は「コンサドーレ札幌色」の強い試合となりました。
試合は序盤から両チームとも攻撃に出る激しい展開となる。タイがチャナティップ、インドネシアはリリパリが中心となってチャンスをつくります。両チームの10番が躍動し、あわやという場面も生まれたが、0-0で折り返しました。
後半は、拮抗した展開が続きますが、先制したのはタイでした。得意のパスワークで攻め込み、左サイドに展開。ボールを受けたサラチャットがカットインして右足を振り抜き、ゴールネットを揺らしました。
その後もタイの攻勢が続き、63分にはサラチャットがペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これを横浜F・マリノス所属のティーラトンが冷静に決めると、72分にはサラチャットが味方とのパス交換で相手守備陣を翻弄し、再びゴール。これで試合を決めました。
タイは前半に危ない場面もありましたが、守りに入るのではなく、「攻撃の手」をゆるめませんでした。
また、2点をリードしてからも積極的な攻撃を見せました。
攻撃的なスタイルは西野監督の真骨頂。就任してから公式戦2試合目で早くも「西野イズム」が見られと言えるでしょう。
また、驚きだったのはティーラトンの起用法です。左利きで、横浜F・マリノスでは左サイドがメインですが、この日の試合では右サイドバックにおきました。逆足でカットインしてチャンスを演出するなど「西野監督の作戦」は見事にはまりましたね。
得意のパスワークと西野監督らしさがミックスして快勝したタイ代表。次回は10月15日、ホームに強敵UAEを迎えます。
【得点者】 56分 0-1 スパチョック・サラチャット(タイ) 64分 0-2 ティーラトン・ブンマタン(タイ) 72分 0-3 スパチョック・サラチャット(タイ)